概要

学術的なものとして扱われる魔術に対して、肉体に備わる機構の一つとして扱われている力。
発現には自身が何らかの因子を持つことが必須とされる。
持ち主の精神性に大きく影響され、主に自らのと向き合うことで力を増すと言われている。

異能者の定義

世の中の万物に内在する因子のうち、特定の因子が深く結びついた存在。 因子との結びつき方により、異能の発現方法や種類が異なる。

異能の発現方法

異能を発現する時には、自身の中にある因子が干渉すると言われている。
(炎を操る異能者が自身の異能を使用する際、自身の中にある炎の因子が活性化している)
基本的に異能が発現する際に干渉する因子は一人につき一つ。しかし、外部から因子を持ち込むことによってより複雑なことができることもある。 (炎を操る異能者が天使の因子を持つ遺物と共に異能を使用することで、聖なる炎を操ることができるなど)
そのため、異能者は魔術を修めることで自身の異能をより高度な形で使用できると言われている。

異能の同時使用に関して

因子を同時に持ち合わせること、使用することが困難であるのと同じように、異なる異能を同時に使用することもまた難易度が高い。
複数の異能を組み合わせて使うには極めて高い素質や才能、それらを伸ばすための多大なる努力が必要である。

異能者分類

  • 神授型
    最初に観測された異能者の一種。素質のある人間が、の意志によって異能を与えられたタイプ。
    ギリシア神話のアキレウスなどが挙げられる。
    後述する他の異能分類と異なり、の一存によって異能の「剥奪」があり得るという特徴を持つ。
    既存PC・NPC例:テュトリン・シィフェイ

  • 略奪型
    最初に観測された異能者の一種。他者から異能を奪い取り、自分のものにしたタイプ。
    倒した怪物の血を浴び不死となったジークフリートなどが挙げられる。
    既存PC・NPC例:駆原 影之助、エージェント・カソワリ

  • 生得型
    生まれつき異能と共にあるタイプ。
    先述の神授型・略奪型異能者の子孫に、このタイプが生まれることがあるようだ。
    既存PC・NPC例:シグルドリーヴァ

  • 埋込型
    外部から何らかの手段で因子を埋め込まれ、異能が発現したタイプ。
    人体実験の被害者や、遺物との接触事故を起こして異能が発現した者などが挙げられる。
    本来その因子が無い状態から異能者になることができるが、因子に耐えうる器が無ければ拒絶反応を起こす。
    既存PC・NPC例:葛城 ミリア魚沼 青史羽鳥 就一サリア

  • 接続型
    本人に因子があることは前提として、そのうえで「何か」と接続することにより異能が発現したタイプ。
    接続先は悪魔、過去の英雄、人の集合的無意識など様々。
    遺物と接触事故を起こした者のうち、遺物が自身の外側にある者はこちらに分類される。
    既存PC・NPC例:ヒル

  • 累積型
    外部環境などの様々な要因により因子が重なり、最終的に異能として発現したタイプ。
    異界の影響を受けて徐々に変質したケースなどがこれにあたる。
    その中でも、特定の要因により変質が急速に進行したタイプを「過敏型」、俗に「悪夢型」という。
    自身の異能発現の要因(外部環境や自身の精神状態など)をよく理解することで異能行使をより最適化できるが、悪夢型に分類される場合その多くは自身の心的外傷と結びついており、それを蒸し返すことに繋がるため推奨しない。
    既存PC・NPC例:深山 幸帆、エージェント・レイン佐藤 冬真

  • 複合型
    複数の因子を持ち合わせることで、異能発現に多数の要因が絡んでいるタイプ。
    その難易度から存在が非常にめずらしい上に、活用までにはかなりの訓練が必要。
    近しい因子が同時に発現する単一複合型と、全く別の因子が同時に発現する異別複合型に別れる。
    既存PC・NPC例:
    単一複合型:岳味 彩人(生得+神授)
    異別複合型:風間 空(生得+神授+接続+奪取)

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