聖炎塔所属者及び協力者に貸与される加護展開特殊戦術装置、及びそれを主塔にて管理する中央集約システム。
正式名称はTactical Order "Rejecting Chaotic Hollow"。
外観は1mm四方のマイクロチップであり、専用の端末に組み込んで貸与される。
紛失防止と利便性から、腕時計型端末が主に愛用されているが、紛失さえしなければどのような形も許可されており、改造人間やAIの構成員はマイクロチップを直接自身の機体に埋め込む形で所持している者もいる。
対象者†
聖炎塔正式所属者や非常勤エージェントの他、外部提携組織の出向者、特定機密契約を締結した個人に提供される。
T.O.R.C.H.の仕組み†
使用者として登録された身体及び霊的情報と合致する存在が所持することで活性化、加護粒子が共有、身体に密着する形で加護領域が展開される。
主な機能†
- 加護機能
心身を害する様々な異能、悪意から保護するための機能。
洗脳や呪詛などに耐性が付く他、たとえ生存不可能な環境にいたとしても、T.O.R.C.H.から加護が共有される限りは生存可能となる。
- 強化機能
加護領域の展開によって現時間点における定義限界を突破し、本来発現してないスキル性能を引き出すことが可能。
- 通信機能
一般的な通信機器としての機能をほぼ備えている。
通常では通信できない場所でも機能することは多いが、限界はある。
任務依頼は主にこの機能を通じて行われる。
- アラート機能
脅威出現を知らせる機能。
この時、脅威の強大さを推測し、グリーン、レッドなどで色分けして知らせる。
また、出現した脅威の周辺にいる所持者を検索し、適した力量を持つ者に任務告知を行なう。
- シグナル機能
強大な脅威(シグナル)と相対した時にアラートで知らせる機能。
この際に、供給する加護を一時的に増大させ、所持者がより強大な力を震えるようにする。(切り札)
- 異能共有機能
所有する異能を他保持者と共有する機能。
霊視異能者が使うと、登録された保持者全員が霊視ができるようになるなどの恩恵を得られる。
- 認識誤認機能
一般人からの認識を一時的に誤魔化す機能。
たとえ知人だとしても所持者本人と認識できず、『聖炎塔所属者』としか思えなくなる。
設定次第では別の組織の一員と誤認させることも可能で、一般企業等に潜入する時にも使用される。
- アプリケーション配布機能
様々な便利機能をアプリとして登録できる。
任務に直接役に立つもの以外にも、ゲームなども配布されている。
禁則事項†
場合によっては懲罰の対象となる。
- 紛失後、その事実を隠蔽する行為。
- 端末及び端末情報の聖炎塔外部への漏洩。