鉱石病では、作中で最近中国大陸で流行り始めたと言われる奇病の一つである。
現在は不治の病であり、白龍が龍の技術により調剤する薬でのみ抑制が可能とされる。
この項目では、鉱石病を引き起こす鉱石について説明しながら、鉱石病が何故発生したかについてを解説していく。
傷を負う、強い感情の発露などと共に次第に肉体が石に置換していき、最終的に全身が鉱石化し、死亡する。
生命が鉱石へと変転する際に生まれる莫大なエネルギーが生まれ、爆発が起きる。
この鉱石そのものが神秘を宿しているためか、罹患者は異能の行使が可能となる。
しかし、異能の行使によっても症状が悪化するため、多用はできない。
また、鉱石病によって患者が転化した後の鉱石には強い神秘が宿るため、鉱石病患者を酷使した後に遺体を素材として活用するという悪事が確認されている。
魂を鉱石化した物…いわゆる賢者の石の一種。
始皇帝が不老不死を求める中で生み出した研究成果の一つで、亜種賢者の石とでも言うべき物。
ただし、保存されてるのは精神のみとなるため、そこに宿る情報は古びた残滓のような感情のみとなる。
賢者の石と同じく情報記録媒体としての性質を有し、遺伝子、記憶、感情、異能などといった生命とそれに付属する莫大な情報を保持する。
肉体といった生体と結合することで、記録した情報を再現できる。
ただし、賢者の石と違い精神のみが保存されているという特性のため、保存元となった存在を完全に復活させることは叶わない。
人間に宿せば、肉体の本来の持ち主が主導権を握りつつ、亜種賢者の石に記録された感情が、レコーダーのように時折古びた感情を蘇らせる程度で終わる。
英雄などの強大な魂の持ち主が鉱石化した場合は、その英雄が宿した技術や知識、異能を宿主の任意にで再現できることもある。
ただし宿した精神がよほど強大であった場合は、石に宿った精神側が主導権を握る場合もある。
現在、亜種賢者の石で本人そのものが再現されている例は始皇帝が確認されているのみである。
賢者の石は、完璧に造られた物以外は結合した生命を鉱石化する副作用がある。
鉱石病とは、亜種賢者の石が結合した生体を自身と同じ鉱石へ変転させる過程のことを指す。
これはたとえ粉塵状態であっても有効であり、空気中に漂う石を体内接種することで知らぬうちに石を宿す結果になり得る。
亜種賢者の石を生前から肉体に宿すことで魂を宿し、死後に石そのものに転ずることで魂を永遠に保管、宿る器を変えつつ永遠の時を生きることこそがこの石が造られた本当の目的である。
しかし、上記のように亜種賢者の石が宿せるものが魂ではなく精神のみだったため、恐ろしく自我の強い始皇帝以外は成功しなかったものと思われる。
亜種賢者の石が生み出されたのは始皇帝の生きた時代だが、中国大陸ではたびたび使用されていたようで、動乱期の英雄の精神が宿る亜種賢者の石が以前から発掘されていた。
中国の代々の支配者はこれらの情報や英雄の精神が宿る石が保管されており、現代では中国政府が管理していた。
湖畔事変での総書記死亡の混乱により政府が崩壊した後は、曹操の率いる勢力が引き継いでいる。
中国政府もまた人造再誕英雄製造プロジェクトに協力しており、亜種賢者の石とその情報、かつて始皇帝が管理していた霊地での研究場所の提供をしていた。
曹操及び呂布などの鉱石英雄はこのプロジェクトの被験体である。
中国大陸における人造再誕英雄製造プロジェクトは徹底的に秘匿されており、亜種賢者の石もまた厳重に管理されていた。
しかし大厄災における混乱及び人造再誕英雄製造プロジェクトの非人道性を見咎めた十三執行会などの組織が関係組織を徹底的に粛清した影響で、石が流出。
国内の人間に宿ることで鉱石病が蔓延、エピデミックが発生することとなった。