世界を形作るルールそのもの。
霊長の信仰により人格を得ることもある。
真覚世界における神という存在†
魂(情報)を核として生まれる、生まれながら権能と呼ばれる超越能力を持つ存在。
肉体は必要によって生じる。
大半の神は、自らの司るルールの具現化とも呼べる世界、神話領域の中でしか存在できない。
神の成り立ち†
その世界で生きる生命の信仰、畏れ…夢を受けることで形を為す。
たとえば雷への畏敬から雷神が生まれたり、偶然人の世を守った獣が敬われることで神格を得るなど。
今を生きる生命が信仰を集めることで神に変生することもある。
神の分類†
- 概念型
現実に存在するものが、信仰により形を得たもの。
信仰によって力や属性が移ろいやすい特徴を持つ。
- 星型
信仰に頼らない力、独自の神話を持つもの。
特殊な環境から発生した超越個体。
- 悪魔型
悪性概念を付与されることによって堕ちた神。
元が脆弱で、信仰で成り立つようや概念型神ほど容易く変転する。
悪魔の中の超越種を『魔神』と呼ぶ。
神を形作るもの†
『太陽は西から昇る』『生命は一度死んだら蘇らない』…そういったルールが複雑に絡み合うことで世界が生まれ、それらのルールを司る核として神が生まれる。
これらの世界は星の上に重なり合っており、普段はそれぞれ干渉することはない。
しかし時に、世界同士の働きかけにより穴が開く、融合する、分裂する、消滅するなどの事態が発生することがある。
非常に強固な世界である現世は通常、他の世界の神が存在することを許容しない。
故に[[現世]で神やそれに等しい超越存在が存在するには、一工夫が必要となる。
- 召喚
現世に存在する生命に召喚されることで降臨する方法。
召喚者の技量によって、本来の規格で存在できるかどうか決まる上、世界が神に耐えられるかどうかも召喚者の力量次第であり、仮にそれらをクリアしてもそれを賄うコストを常に支払い続ける必要がある。
- 憑依
現世に存在する生命に憑依することで降臨する方法。
大抵の場合は、憑依された方の精神が神に塗り替えられることとなる。
しかし、時には憑依される側が憑依した神を乗っ取る事例もあるため、神にとってはリスクがある。
稀に、神に憑依されてもその精神を保つもの、共存できるものが存在する。
『他の生命を宿す』という性質上、女性に適正者が多い。
- 転生(分霊)
現世に生きる生命として生まれ落ちる方法。
神と同じ情報を魂に宿すことで可能となるが、そのままの規格で転生するのは大抵困難なため、分霊のように一部の情報を宿す形が多い。
- 接続
憑依とは違い、本体が直接肉体に宿るのではなく、互いに離れた場所でリンクする形で存在する方法。
肉体側がその神と近しい精神を持ち合わせている必要があることと、主導権はあくまで肉体側にあるため、神の自由にならないことというデメリットはあるが、肉体側の精神を必要以上に壊さないというメリットもある。
時に、神と龍は敵対する関係にある。
これは、龍が時に星を喰らう存在であることが由来である。
故に、星を喰らうことを良しとしない龍と神は穏当な関係性を築く可能性がある。