応報会の履歴(No.1)

応報会は、"大厄災"以降急速に力を強めた組織ですが、その設立は千年以上遡ります。
力なき人の無念を晴らすという目的の元設立された社会主義的な組織でしたが、敵の圧倒的な強大さから、芳しい戦果を挙げる事ができていなかったのが実情です。
"大厄災"の影響で前代表者が倒れ、新たにザオ・フェンが台頭した事、強大だった既存組織が壊滅した事、拳鬼と呼ばれる懐刀が加入した事でその状況は一変しました。
強大な力を手に入れた応報会ですが、巨大化に伴い本来の活動理念とは離れた暴力的な活動を行う派閥も生まれてしまっています。恩讐の達成こそ成すべきとする原理主義派、現代に即した活動を行うべきとする現実主義派、そして組織の拡大を狙う野心派が存在し、内部抗争の機運が高まっています。ザオ・フェンは非常に老獪な男であり、この内部抗争を寧ろ蟲毒のように捉え組織の強化に努めています。

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