シナリオ情報

今回予告

「この街には天使様がいるのです」

端綿の町を闊歩する少女には、翼と光輪が存在していた。
街の人々はそれを特に不思議に思った様子もないが、当然ならが異常事態である。
聖炎塔に所属する半天使カルエル、十三執行室を巻き込んだ騒動は、一つの真実へと辿り着く。
「彼女こそが、私の敬愛する天使様なのです」

目次

シナリオの内容

主要NPC:黒崎カルエル(初登場)/十三執行会

シナリオ説明

HO3シナリオ。Coo world根幹設定に触れるタイプのシナリオ。
結構難解であるが、細かいことはともかく脅威を殴れば事件は解決する。
心理学、精神疾患にかなり踏み込んだ内容でもあるので、苦手な人は注意。
設定の難解さに反して難易度は低めだが、とある事をしようとすると難易度が跳ね上がる(その場合事前にアナウンスと説明が入ります)

背景

とある精神科病院に、一人の男がいた。
彼は妄想型統合失調症を患わっており、自らの空想する世界に溺れ、現実に向き合うことを止めていた。
そんな彼だったが、病院で出会った一人の少女に惹かれる。
性的被害により人間不信に陥っていた少女は、彼にとっては天使に見えた。

そんな折、彼はアンブレラが開発した新薬を投与される。
精神的問題を抱えた患者の脳内に、問題の原因をモチーフとした精神世界を作成。そこから患者自身が脱出する事で、『自分は問題を克服した』という前向きな意識を抱かせ、その精神的な変化を脳に作用させて快復させることを期待したものであった。
しかし、いかにトラウマを精神世界という形で物理破壊しやすい形にしたとしても、一人でトラウマと向き合い、脱却することは非常に困難である。
コンセプトの時点で破綻していた薬による治療では、男は自らの歪みに向き合うことができずに失敗に終わるはずだった。

しかしここで、二つの予定外と、一つの介入が起こる。

本来なら被験者の内部に生み出されるはずの精神世界が外部に展開されたこと。
その精神世界に、被験者が執着していた人間不信の少女が巻き込まれ、共に精神世界の核として構築されてしまったこと。
そして、これら二つの予定外に興味を持った何者かが、本来ならもっと小規模かつ即座に消滅するはずの精神世界を結界術で強化、さらに聖炎塔十三執行会すらすぐに認知できないほどの隠蔽技術で隠し通すことに成功。
結果、精神科病院は男と少女の精神世界を具現化させた異界に呑み込まれることとなる。
異界は男と少女が世界をそう認識していた通りの、地獄を思わせる風景に変わり果て、少女は男の認識通りに"天使"へ、男は"天使"を助けられる"英雄"へと変貌。

歪んだ認識のまま、どこにも行けない二人が閉じ込められた地獄
それか、今回のシナリオの舞台の正体だ。

人間不信の"天使"は、"英雄"と成り果てた男を人間ではないと見做し、心を許す。
そして地獄を模した異界で"悪魔"を倒す"天使"としての役を果たしながら、元の世界への情景からか、あるいは非日常への疲れからか、時折現世に戻っては異界へ逃げ帰ることを続けていた。

この異界を隠蔽した実験者により、"天使"の姿は世間で話題にならない。
しかし、"天使"の姿を観測した聖炎塔十三執行会は、人々が"天使"を受け入れてる現状を『観測による空間接続現象により、現世異界化が進んでいるのでは』と危惧。
"天使"の正体を探るため、異界化を阻止するためにそれぞれエージェントを送り込むのだった。

脅威データ:"先生"

どんな人?

  • 異界化した学校で働いていた教師』
    ただの精神病患者
  • 異界化をきっかけに不思議な力を得て、生徒を守っていた』
    力など得ておらず、生徒も幻覚である
  • 異界悪魔から救ってくれた"天使"を崇拝している』
    天使などいない、目の前にいるのはただの少女だ

目的

  • 『生徒の保護』
    英雄ごっこ

能力

  • 悪魔と渡り合える身体能力』
    夢想の超越技能すら、本物には届かない

スキル

  • 『溜める』
  • 『※英雄』
  • 『※英雄』
  • 『※英雄』
  • 『※英雄』
  • 『※英雄』

黒幕脅威データ:"天使"/配下:"先生"

どんな人?

  • 対人恐怖性を抱えた少女/精神病患者の男

目的

  • 人間でない"先生"に縋ること/"天使"を守ること

能力

  • 天使の力を再現した異能/ヒーローとして憧れた身体能力の再現

黒幕スキル

  • 『パターン:フェニックス』

オリジナルスキル

  • 『ジハード(弱)』
    特殊 光弾 コスト3
    PC全体に30のダメージを発生させる。
    この攻撃は防御1につきダメージが3軽減される。
    また、対抗判定の指定特技はなく、任意の特技から対抗可能
  • 『※卓越:ジハード(弱)』
  • 『※卓越:ジハード(弱)』
  • 『※卓越:ジハード(弱)』

配下スキル

  • 『身代わり』
  • 『※卓越:身代わり』

参加PC情報

ジズ/PL:ことり
"天使"の調査
日野 平和/PL:月海月
"天使"の調査
久遠/PL:埜徒
"天使"の調査

ナビゲーター:カルエル

特性:天使の翼
防御異能に攻撃特性を付与する。
パターン:フェニックス所有時には更に+1の補正となる。

・光の槍 コスト2
攻撃判定直前に宣言、判定成功ごとに与えるダメージが追加される。

・翼の加護 コスト3
対象を選択し、手番を即座に獲得させる。
この効果は脅威行動前の任意のタイミングで発動可能。

・???
奥の手、現在は使用制限がかけられている。

ピックアップ

  • 天使が当たり前に現世にいると、観測による空間接続現象が起きて現世異界化してしまうことの説明。

  • 推定"天使"と遭遇するも、学校のような異界に逃げ込まれる。

  • 入口前でシエルと遭遇。そのまま道行きを共にする。

  • 地獄を模した異界内部で学校の"先生"に見える男と遭遇。"天使"の少女に助けられたと彼女を崇拝していることが判明。

  • 地下室の調査により、この異界現世の精神科病院を上書きしてできたものであることが判明。

  • "先生"と"天使"の正体が精神科病院の患者であり異界の核であることと、アンブレラに提供された新薬の影響で異界化が発生したことが判明。

  • 異界化深化により、崩落現象の前兆が発生。PC達による異界解体の試み。

  • 異界解体の条件判明。"天使"の無力化、あるいは二人のうちどちらかの殺害。

  • シエルとの交渉。核である二人の保護のために、崩落現象が起こるまで静観を要求。シエルから保護後の検査結果の共有を条件に承諾。

  • "天使"の無力化により異界解体に成功。現実を受け入れられない二人がそのまま"落ちる"ところを、カルエルジズの説得により両者帰還。

  • アンブレラの行政処分による実質的解体。薬物開発に関わった数名が闇に消える。

  • 事件の原因となった薬品の詳細が判明。患者の「内側」に精神世界を作り出し、そこから脱出する事で問題を切除する、というものであった。

  • 今回の事件は本来ならここまでの規模にならなかったことが後の調査で判明。第三者の、極めて高度な結界術、隠蔽技術を保有する存在による関与が原因。

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