今回予告
任務の帰り道、君達が街の中で拾ったのは携帯電話。
響く着信音と共に視界が黒く染まる。
目を開ければ何も変わらない街並み━━━誰も居ない事と手元の携帯電話を除けばだが。
また響く着信音、そこから聞こえてくるのはいつの間にか居なくなっていたもう一人の仲間からだった。
『通信機器を持たない状態で町を歩くと、たまにスマホが落ちてるの。
それを見つけると、突然着信が鳴るから、それを取って返事をする。
そうすると、異世界に行けるんだって』
一見ありふれた都市伝説に思えるそれは、『生きた都市伝説』だった。
"あの世につながる電話"と"合わせ鏡"の怪異、二つの要素を持ち合わせて新しく生まれた怪異は、条件を満たした者を自らの領域に誘い、死に至らしめた上で魂を囚えるということを繰り返していた。
その条件とは、通信機器を持っていないこと。
出没範囲は都内のみ、今のご時世に通信機器を持たないものもほぼいないということでその被害は見過ごされていたが、この噂が子供達の合間で広がり、度胸試しとして試されることが増えたことにより状況が変わる。
被害が目に映る形となったことでパニックになる子供達を聖炎塔が捕捉。情報規制を敷いた後に介入する事態となった。
しかし何故、"あの世につながる電話"と"合わせ鏡"の怪異が一つとなってしまったのか。
その答えは明かされることなくシナリオは終わる。
怪異達に心を寄せる女性が、存在を忘れられ消えゆく彼らを生き延びさせるために、怪異達を融合させていた。その一体が今回の脅威である。
彼女がそれを怪異達の救いとし、それにより人的被害が出ることすら良しとしたのは、とある人物による助言の結果である。
信仰は儚いもののために
・人々を恐怖させることで、自身を存在強度を高めるため。